小坂鉄道のキ115

今月5日に車輌公開イベントが行われた際に展示されていた小坂鉄道の番人,ラッセル車のキ115です。
 
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鉄道廃止からすでに数年経っていますが現役時代と変わらない姿で来場者を迎えていました。ヘッドライトが点いていますが,電源は車輌後部に搭載された発電機で賄っています。
 
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ラッセル車の内部に入りました。まずは運転台です。とてもアナログな感じです。5個の空気弁があり,左右のウイング開閉と上下,フランジャーの上下を操作します。
 
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運転席からの眺めです。運転台はかなり高い位置になります。
 
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後ろを振り向くと,中央部分にはウイング開閉用の巨大なシリンダーが2本設置されています。
 
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両脇にはウイングを上下させるためのシリンダーが設置されています。機関車のブレーキシリンダーをそのまま巨大化したような形状です。
 
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シリンダーの脇にはこんなストーブか置かれています。ラッセル車の出番は冬の厳寒期ですから暖房器具は必須ですね。脇には燃料用の石炭も置かれていました。
 
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ラッセル車の前後には銀色の円錐状の物体がつけられていますが,最初はアンテナか何かだと思っていましたが,実はこれはストーブの煙突でした。車体の前後に煙突を配管することで車輌内部を効率的に暖房する仕組みです。
 
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ちなみに屋根の上にはこんな煙突も付いています。キ115の模型を制作するときのポイントです・・・
 
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