チップLEDと三陸鉄道の話題

先日,チップLEDの配線作業の様子のリクエストがありましたので掲載します。
※過去にも同じ記事は掲載していますが,リクエストにお答えして再度掲載します。
 
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まず,作業台に両面テープを貼り,LEDをパッケージから出して裏返してテープの上に貼り付けます。経験上,パッケージから出す瞬間が一番紛失しやすいと思います。
 
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裏面に刻印された凸マークを確認し,同じ向きに並べたら両端の端子部分に半田を流します。このとき,こて先には煙が出る状態の半田があるようにします。ヤニ入り半田はこて先に乗せて少し時間がたつと煙が出なくなりますが,その状態だとうまく乗りません。
 
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使用する電線はコバルの0.1mmウレタン線です。線が太くなるとその分硬くなって線を曲げたときに端子から外れやすくなるので,出来るだけ細い線を使用します。半田ごての先端に半田をたくさん流し,半田の玉を作ってその中にウレタン線の先端を挿して5秒くらい待つと差し込んだ部分に半田がついて銀色になります。最初はウレタン線が半田からはじかれますが,我慢強く差し込みます。
 
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銀色になったウレタン線の先端を1mmくらい残してカットし,LEDの端子とちょうど平行になるように位置を調整したら,横から半田ごてのこて先をコツンと当てると線が端子に付きます。
 
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反対側は先日紹介した離すと掴むピンセットで同じように線をつけます。
 
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線の両端を持って軽く2~3回引っ張って線が外れたりはみ出した線(矢印部分)が動かなければOKです。はみ出した部分をカットして出来上がりです。
 
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今回は写真撮影のため,少し大きい1608サイズでしたが,1006サイズでも同じ方法で作業しています。なお,工場長の場合,1006サイズではルーペ必須となります。
 
今朝の地元紙の1面トップにまたまた三陸鉄道の記事が掲載されていました。津波で被災し,現在運休中の山田線をJRが復旧させた上で三陸鉄道と地元自治体に無償譲渡するかもしれない,という内容でした。これにより,現在南北リアス線に分かれている三陸鉄道が1本に繋がるという三陸鉄道ファンにとっては楽しみな内容です。BRT方式での復旧も検討されているようですが,ここは是非とも山田線を三陸鉄道として復旧させてほしいですね。
 
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