入換動力車表示可能な電装回路

機関車に入換動力車表示が可能な尾灯を点灯させたい、しかもアナログ環境で・・・
 
と以前から考えておりました。DCCでこちらデコーダを搭載すれば簡単に再現できますが,小型車輌には搭載しにくそうです。ファンクションに余裕がある小型デコーダもありますが,手軽にできるアナログ環境で表現する方法を考えてみました。
 
光源はチップLEDを使用します。通常点灯用と入換用の2回路用意し,2回路切り替えスイッチ1個で切り替えれば良いな,と思っていましたが,通常の電球と異なりLEDには極性があります。当然,一定方向に電気を流さないと光りません。そうなると,2回路の切り替えだけでは無理があります。
もっと簡単な方法もあるかもしれませんが,電気にあまり強くない私が考えるとどうしても6回路切り替える必要があります。そこで,2回路切り替えスイッチを3個使用し,下のような試作品を作ってみました。
 
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ごちゃごちゃしていますが,左右2灯ずつ貼り付けたLEDが機関車の両端の尾灯と仮定します。左で光っている2灯のLEDが通常点灯時の尾灯,進行方向の後ろとなります。
 
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電流の向きを変え,進行方向が変わると反対側の2灯が点灯します。
 
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真ん中のスイッチ3個を切り替えると,どちら方向に電源を流しても,両側の1灯だけが点灯します。これを機関車に組み込めば,アナログ環境で入換動力車表示ができます。
 
難点は思ったよりスイッチが大きく,小型車両には入らないかもしれません。とりあえず,現在製作中のこちらの機関車に組み込んでみたいと思います。
 
 
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