DD130の運転(実技です)

午前中の座学のあと,お昼休みを挟んで午後からは実技となります。12時50分に午前中に座学を実施した車輌区に集合し,保存会会長さんの簡単な説明を聞いたあと運転する順番を決めますが,この日は座席順となり工場長が1番仕業になりました。
 
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一人ずつ前に出て会長さんから時刻表などを受け取ります。結構本格的です。仕業表に記された時刻に沿って小坂駅構内を2往復します。
 
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当日運転したのはDD131型です。1番仕業なのでとりあえず運転席に乗り込み,指導運転士の方の指示に従って,主電源を投入し,時刻表を時刻表挿しに挿します。
 
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ブレーキハンドルと逆転ハンドルを運転する側の運転席に付けて仕切り弁を操作します。あと,この日は操作しませんでしたが重連総括制御の際は足元にある弁も操作するそうです。
 
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エンジン始動後,運転席に座ると会長さんがタブレットを渡してきますのでタブレットの穴と時刻表に記された四角を指差し,「通票ヨンカクヨシ」を称呼したあとタブレット掛けに吊るします。
 
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時刻表の出発時間になると会長さんが手旗で出発信号を現示しますので,「出発進行」を指差称呼して出発となります。自弁を運転位置,単弁を緩め位置にしてマスコンを1ノッチに入れると機関車が動き出します。この日は3ノッチまでと言われていましたが,3ノッチにするとエンジンの回転が上がり,結構加速します。
 
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運転距離は構内端まで約350メートルです。折り返し地点には三角コーンが置かれていて、運転席のちょうど真横になるように停車しなければなりませんが,ただでさえ素人には難しいブレーキ操作なのに,この場所は少し上り坂になっているらしく,ちょっとでもブレーキを強くするととまってしまい,場内再加速をしながら何とか停車させました。
 
折り返し時刻までにブレーキハンドルや時刻表,タブレットなどを反対側の運転席に移し,発車時刻になったら折り返し運転スタートです。少し余裕が出てきたら直線区間では3ノッチに入れますが,運転席から見ても結構線路がヘロヘロなので脱線しないか少し不安でした。
 
こんな調子で2往復を終え,運転席を降りた後は他の人の運転操作を見ながらテレビやラジオの取材を受けました。
 
次はその他の展示の様子を掲載します。
 
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