保線トロッコの積荷は・・・

現在製作中の保線車輌で一番頭を抱えているのがレール運搬用トロッコの積荷です。実物ではトロッコ3両に25mレールを載せて運搬するのが一般的なようです。これを模型で再現しようとすると,軽いトロッコがレールを積んだ状態でカーブを曲がれるようにする必要があります。2両単位で載せるんならまったく悩む必要はありませんが,3両ですからカーブでは積荷のレールがトロッコの動きに合わせてグニャッと曲がる必要があります。なかなかの難問です。
 
悩んでいても仕方が無いので,とりあえず作って見ます。BEMOにレール運搬車の模型があり,それにはゴムで出来たレールが載っていました。あれを参考にして見ます。
 
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まずはレール締結装置です。真鍮角材に溝を掘ります。幅は0.5mmです。
 
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これに真鍮帯材のガイドを付けます。このほか,レールを上から押さえつける部分も作りました。
 
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問題のレールですがホームセンターとか何でも105円で売っている店とかでいろいろ見てきましたが,結局プラスチックの帯材を使用することにしました。レールより細いですが色を塗って並べればレールに見えるでしょう。帯材は25mレールと同じ長さの31.25cmにカットしています。
 
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帯材が10本入りだったので10本並べてみました。真ん中に後2本,全部で12本並びます。3個のレール締結装置に固定しています。真ん中だけは前後動を固定してあり,両端は前後に動くようにしてカーブに対応できるようにしています。これをトロッコにつけて動かしてみます。結果は後ほど。
 
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