削正車の不具合は

電気系統トラブルを起こしていた削正車の不具合の原因を探って見ました。

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先月の山形の運転会では,最初に港から駅までの甲種回送列車を再現しようと金太郎牽引で走らせたのですが,この時点で既に走行が不安定でした。時々金太郎ごと走行がギクシャクする症状が出たのです。ショートしてるのか?と思いましたが,運転会で使用していた天賞堂のSL-1はショートを示すインジケータ点滅状態にはなりませんでした。

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どうもカーブに差し掛かると調子が悪くなったので,各車間に渡してあるジャンパ線がカーブの際に短絡を起こしているのかと思い,ジャンパ線を調べましたが異常はありません。

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もう一つ気になった点で,運転会で走らせたときに動力車の機械室内が少し焦げ臭い感じがしたので,動力車の機械室部分をバラして調べて見ると・・・何と配線が一部焦げていました。この車輌は動力にアルパワーを使用していますが,停車中もライト類は点灯できるようにモーターのオンオフが可能なスイッチを設けてあります。このため,アルパワーに細工をしてあり,2台のアルパワーを繋ぐ電線が機械室の床面に通してあるのですが.これと車体側のステーが絶縁不良を起こして発熱して焦げたと思われます。コリャいかんと焦げた部分の周辺回路を全てやり直し,絶縁もしっかりしたところ調子良く走るようになりました。

何れにせよ配線が焦げたということは火災などに繋がる可能性もゼロではありません。特にこの車輌は紙製ですから。運転会では他の方にも迷惑がかかってしまいますので,今後はこのようなことが無いように注意したいと思います。削正車は来月のはつかりクラブ運転会で再度走行させてみます。(今度は大丈夫ですから!)