福祉大に新路線出現

現在も様々な鉄道模型が運行中の東北福祉大学鉄道模型館に,また新たな路線が登場します。

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こちらの路線です・・・一寸分かりにくいでしょうか?戸棚の上の立体駐車場みたいな構造物です。

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上から見るとこのように線路が敷かれていて、

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両端でスイッチバックするようになっています。

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これはこの路線の略模型ですが,こんな感じで線路が敷かれています。前後に13段のスイッチバックで一番上と一番下もスイッチバックで繋がっていますので、25回のスイッチバックを経て同じ場所に戻ってくる,スイッチバックのループ路線です。

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こんな路線に列車を走らせるのは制御が大変そう,と思われるかもしれませんが,そこは交流3線式模型の強みです。直流2線式と違い2本の線路には同じ電流が流れているのでポイントは全てスプリングポイントで大丈夫,非開通側から進入した列車はスイッチバックして開通側に進むので,ポイントの切替は一切不要で列車を前後させるだけで良いのです。終端部にセンサーを設けて自動制御とすることで,最終的には数列車の同時運行を目指すそうです。

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先日お邪魔した際は線路の敷設は終わっていたものの,自動運転装置はまだ設置されていませんでしたので,館長さんが手動運転で走行する様子を見せてくれました。試運転列車が一番上の線路まで上りました。このあと後ろの線路を通って同じ場所まで戻ってくるわけです。1回ループするのに大体十数分くらいかかるようです。

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上り坂がきつく見えますが,勾配は33パーミルにしてあるそうで,グラスカステンが3両の貨車を牽いても余裕で登りました。

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無事に最上部に到着です。福祉大鉄道模型館は今週末の開館日のあと,メンテナンスのため6・7月は休館となり,次回の開館は8月となります。8月にはこのスイッチバックを複数の列車が自動運転により走行する様子が見られるかもしれません。