鉱山探検 その1

秋田県鹿角市にある尾去沢鉱山跡へ行ってきました。
尾去沢鉱山は昭和50年代まで採掘していた銅山で,閉山後はマインランド尾去沢という観光施設として営業しています。当初は旧採掘跡を徒歩で見学する施設だけでしたが,バブル絶頂期に電動カートで構内を見学する施設などを増設したものの,現在は夏休み期間中にもかかわらず若干の閑古鳥らしきものが飛来している典型的な地方テーマパークです(別に悪口を書いているわけではありません。というか工場長はこの施設が大好きです)
 
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施設に近づくと目に飛び込んでくるのがこの大きな煙突と木が生えていない山肌です。煙突はかつての精錬所の名残です。山を這うようなダクトも一部残っています。木が生えていないのは閉山から30年以上経った今も鉱毒の影響があるからだそうです。
 
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煙突を別角度から。一応煙突周辺を含めこの山一帯は立入禁止ですが.この煙突の袂まで侵入する廃墟マニアも居るようです。
事故等起こると産業遺産が解体される事態を招きかねませんので,出来るだけそっとしておいてもらいたいと思います。
 
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付近には選鉱場跡も残っています。工場長が小学生くらいのときまではとても大きな,天空の城ラピュタに登場するような鉱山施設がありましたが,現在は解体されて跡形もありません。
 
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また,ちょっと注意して見るとあちこちに操業当時の遺構が残っています。これは場所的に索道の支柱の跡だと思います。かつて,此処から麓の鹿角花輪駅まで索道で鉱石を運んでいた時期があったそうです。
 
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見学施設に到着すると無造作に置かれたトロッコ類が目に入ります。全国に鉱山跡数あれど,此処ほどトロッコが沢山ある場所は他にないと思います。
 
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機関車もあります。これは電気機関車です。雪の重みで集電用ポールが曲がっています。今は手前に柵が設けられていますが,以前はトロッコや機関車に自由に乗ることが出来ました。
その2に続きます。
 
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