保線トロッコのクレーン

話は若干前後しますが,保線用トロッコに付けたクレーンの製作です。
 
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いろいろな写真を見ると実車のクレーンはさまざまな形がありますが,H型の鋼材で作られているものが多いようなので,H鋼材を用意します。チャンネル材を背合わせすることも考えましたが,コストが高くなるしチャンネル材は薄いので,適当な幅の帯材を組み合わせました。
 
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出来たH鋼材を組み合わせ,先端を補強用の線材で結べば出来上がりです。実車もこんな感じのようです。
 
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ロッコの両数分3個製作しました。でもこれはクレーンではなくクレーンアームですね。これに付くチェーンブロックを何とかしないと。
 
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ロッコへの取り付けですが,実車同様に脱着可能にしたいのでH鋼材の受けを真鍮角材から削りだしてトロッコに付けます。連結は実車同様に棒で連結するので受けを角材から削りだして付けています。ピンの代わりに細いねじを使用します。
 
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これにクレーンアームを差し込みます。
 
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3両出来ました。先日の東北福祉大ではこの状態で試運転させていただきました。端梁に付くバッファーをどこかから調達しないといけません。旋盤の出番でしょうか。
 
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