D51 946号機

週末,いわき運転会の帰りに運転会場のすぐ傍にあるいわき石炭化石館に立ち寄り,展示されているSLを見学してきました。

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石炭化石館は運転会場からも見えていた,この櫓のある施設です。いわきは元々炭鉱の町ですから,こういった施設も有るのですね。櫓の滑車は近くで見るとワイヤーが掛かっておらず,少し残念です。

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D51の946号機です。このデゴイチ

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ストーカーが付いています。※分かりにくい写真でスイマセン

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機関車の説明パネルです。

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片側に足場が設けられて運転席に乗ることもできます。焚口を見るとストーカー付であることがわかります。Fパパさんの解説によると、この辺で取れる石炭は燃焼カロリーが低いため,高い熱量を得るためには沢山燃やす必要があるけど,機関助手1人では投炭に限界があるためストーカーを設置したんだそうです。

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焚口の脇にはストーカー調整用のバルブが並んでいます。

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蒸気分配箱の上の圧力計は,ストーカーへの送気のため,1個多く付いています。「給炭機関」の標記がありますね。ストーカー付き機関車を見るたびに,ストーカーエンジンの構造や動きが気になります。あの形状でどうやって回転力を生み出していたんでしょうね。

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テンダーを覗き込むと,ストーカーの落とし口が見えました。4枚の蓋で塞がれてスクリューは見えませんでしたが,模型でこれを再現しているのを見ると,上に付いている蓋を2枚だけ残している作品が多いので不思議に思っていたんですが,この蓋はスライド式なんだそうです。ナルホド!実車でこの蓋を開けるのを忘れて石炭を積んでしまう,なんてことは無かったんでしょうかね?