ロングレール輸送車の組立 10

ペアーハンズのロングレール輸送車「ロンチキ」の組立 その10です。

作業灯の点灯方法で電池式を試して見ましたが,電池が余り長持ちしないので従来の線路から集電する方法も試してみます。因みにこの車輌,説明書どおり組むと車体と台車の絶縁が出来ないので安達の両絶車輪の台車を使うか,エンドウの片絶車輪の台車を使うときは車輪の絶縁側を全て同じ向きにそろえる必要があります。

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早い話が集電方法を何か工夫しないとレール集電が出来ない車輌なのです。今回は簡単にアルモデルの集電シューを付ける方法を試します。シューをつけるための穴あけは位置決めが面倒臭そうですが,そこは安心のアルモデルです。ちゃんとエンドウのボルスターに対応した位置決め治具が付いています。これをボルスターに付けてドリルでグサッとやれば簡単に所定位置に穴あけできます。

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穴をあけてタップを立てたら台車を組み戻します。

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集電シューは予め配線しておきますが,TR63にそのままつけるとシューが車軸に当たる可能性があるので当たらない位置に曲げておきます。また,台車の回り止めにあたる部分があるのでカットしておきます。非絶縁側からの集電用にキットに入っているワッシャーにも配線しておきます。

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車体に台車をつけてから集電シューをプラ螺子で止めます。非絶縁側からの集電は配線したワッシャーをセンターピン螺子で共締めしています。

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両側の台車の配線を床下で繋げば全軸集電車の出来上がりです。

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これに3端子レギュレーターとダイオードとスーパーキャパシタを搭載して電源車の完成です。両側の連結器下にコネクタを付けて両側の車輌に給電します。軽い車輌なので全軸集電にしてキャパシタも積みました。効果の程はまた次回ということで。