小坂駅をあけぼのが走りました

昨日・一昨日の2日間で小坂鉄道レールパークでオープン1周年行事が催され,JR東日本から購入したあけぼの客車を使った特別列車が運転されました。

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小坂駅のホームには既に客車が横付けされています。方向幕がちゃんとあけぼのになっています。普段ホームに入っている観光トロッコとモーターカーはこの日は手前の線路でお休みです。列車は1時間おきに1日6往復運転されましたが,日曜日はお客さんが多く臨時便も出されたようです。

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特別列車で使用されたのはカニ24とオハネフ24の2両ですが、小坂には全部で4両搬入されており,今後はこちらの2両を含め宿泊施設として利用されるようです。

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動き出しました。結構車体の傷みがはげしいですね。営業運転時から既に結構傷んでいた上,運行終了後ほぼ放置されてたと思われるので止むを得ません。今後綺麗に修復してもらえると良いですね。

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久々に重量物を推進し,機関車も黒煙をあげています。

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列車は駅構内の南端まで行って折り返してきます。1往復約10分程度です。

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戻ってきました。留置中の客車脇を通ってホームへと戻ります。

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列車到着後のホームは多くの人で賑わっていました。来場者は鉄道マニアよりご近所にお住まいの方や昔を偲んでやってきたご年配の方が多かったようです。

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機関車からはエンジンのアイドリング音と時折コンプレッサの音が聞こえ,地方鉄道のDL牽引の旅客列車がホームで出発を待っているように見えます。既に廃線になった鉄道とは思えない,とても非現実的な光景でした。実際,小坂のDD130は改軌後に導入されており,この頃には旅客営業は気動車に切り替わっていたことから旅客列車を牽引したことは無いのでは?と思っていましたが,係の方のお話によると昔,早朝の列車で冬に降雪で気動車が勾配を上がれないことを想定し,DLで牽引したことがあるそうで。何れ動力を持たない客車を引っ張ったのは今回が初めてのようです。